朝川ひろこさんが「ハナノカオリ」を熱唱“素晴らしい歌詞の世界を伝えたい”

歌手 朝川ひろこさん

4月29日、愛知県名古屋市の、ポートメッセなごやで、講演と学び体験イベント「歎異抄大學(たんにしょうだいがく)」が開催されました。

高森光晴先生の「人生の目的は歎異抄に」と題する講演のあと、メインステージに登壇したのは、歌手の朝川ひろこさんでした。特別企画として、アニメ映画『親鸞 人生の目的』の名場面を上映しながら、エンディング主題歌「ハナノカオリ」を熱唱したのです。

「ハナノカオリ」を歌う朝川ひろこさん(4月29日 ポートメッセなごや)

会場からわき起こる大きな拍手の中で、朝川ひろこさんは、次のように語りました。

「この歌は、親鸞聖人(しんらんしょうにん)と結婚された玉日姫の気持ちを表しています。映画のラストシーンにあるように、親鸞聖人は越後*へ流刑になり、もう会えなくなってしまいます。でも、離れていても、会えなくても、心の中で、その人の言葉やしぐさを感じることができるという内容です。

これは、私たちにも置き換えることができます。会えなくなった大切な人が、いつもそばにいてくれる、心の中で生き続ける、共に生きている、そういう思いを込めて、歌わせていただきました」

親の介護に奮闘しながら、歌手の道を進んできた朝川ひろこさんに、アニメ映画『親鸞 人生の目的』との出会いについてインタビューしました。

*越後……現在の新潟県

── 朝川さんは、映画製作委員会から『親鸞 人生の目的』のエンディング主題歌を歌う依頼を受けるまで、親鸞聖人の教えを聞かれたことがありますか。

朝川 いいえ。全く予備知識がなかったのです。だからこそ、責任重大だと思いました。

親鸞聖人といえば、800年以上も前から今に至るまで、非常に多くの人から尊敬されている方です。そのような親鸞聖人の歌を歌うのですから、生半可な取り組み姿勢ではいけないのです。歌詞に込められた思いが分からないと、薄っぺらい歌になってしまいます。まず、親鸞聖人の全体像をつかもうと、勉強を始めました。

── どのように学ばれたのですか。

朝川 高森顕徹先生の『歎異抄をひらく』『人生の目的』、高森光晴先生の『歎異抄ってなんだろう』や、『心の花びら』(『歎異抄をひらく』へ寄せられた読者の感想文集)など、多くの書籍を繰り返し読みました。

また、今回の映画はシリーズ第三弾ですので、第一弾の映画『なぜ生きる』、第二弾の映画『歎異抄をひらく』をDVDで見てからレコーディング(収録)に臨みました。

── そこまで努力されたのですね。

朝川 親鸞聖人に失礼になってはいけないと、できることは何でもやりました。

── そのように学んでいって、親鸞聖人に、どのようなイメージを持たれましたか。

朝川 学べば学ぶほど、親鸞聖人は「魅力的な方だな」と感じていきました。

昔のお坊さんには、戒律があって、結婚してはいけなかったのに結婚を断行されました。また、親鸞聖人に出会った人たちが、自らの人生を見つめ直し、心が大きく変わっていきます。

だんだん、「おもしろいな」「なるほど!」と分かるようになっていったのです。

(『月刊 人生の目的』令和7年6月号より一部抜粋)

88ページ A4変型
定価:700円(税込)


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歎異抄大學・映画特別企画(愛知)
朝川ひろこさんが「ハナノカオリ」を熱唱
“素晴らしい歌詞の世界を伝えたい”
◯ 巻頭企画


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