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どうすれば親子関係を取り戻すことができるでしょうか
どうすれば親子関係を取り戻すことができるだろうか、と悩んでいます。30歳を過ぎた息子は、露骨に親に反発してきます。
高校までは、とても素直でいい子でした。それは、「甘やかしてはいけない」と思って厳しくしていたので、表面だけ合わせていたのかもしれません。
「これから、将来、どうするんだ」と聞くと、「ふん! 心配なの? もっと早く心配してほしかったよ」と息子は、横を向いてつぶやきました。親として、本当にかわいそうなことをしたと思っています。

子どもの反抗は、心のSOSなのです。
大人になっても、子ども時代の親子関係のしこりを抱えながら生きている人は少なくありません。私の診察室にも、そういう人はたくさん訪れます。表面上は、職場の人間関係とか、子育ての悩みであったとしても、その背景に、生い立ちや自分の親との関係の根深い問題が隠れていることが多いのです。
そしてそのような心のしこりを抱えている人の多くは、小さい時、「手のかからない、いい子だった」とか、「思春期になっても反抗期がなかった」と言われることが多いです。
われわれ精神科医は、そういうことを頻繁に経験しているので、だからこそ「手のかからない、いい子は逆に心配」「思春期に少しも反抗しないのは心配」と、いつもお伝えしているのです。
なぜそういう子どもが心配なのかというと、子どもは本来、手がかかるものです。大人や周囲の都合などは考えず、自分の気持ちばかりぶつけてきます。それが子どもというものです。
そうするうちに、世の中は自分の思いどおりにならないことを知り、自分の気持ちばかりぶつけるのは決して得策でないと気づいてきます。相手の気持ちに配慮することで、逆に自分を生かす術もある、そういうことも知って、次第に大人になっていくのです。

ところが、手のかからない、いい子というのは、自分の気持ちを表現する前に、相手に合わせることを優先してしまいます。その結果、自分の気持ちを表現できなくなり、やがて自分の気持ちを押し殺すようになってしまいます。中には、大人が自分に求めることを、自分の気持ちと勘違いして生きてしまう子どももいます。
そうすると、表面的には、大人にとっては、都合のよい子、手のかからない聞き分けのいい子になりますが、その裏で、本当の自分の気持ちは、心の奥底に閉じ込めてしまいます。その封印された感情(多くは怒りや悲しみ、寂しさなど)が、後になって、何かをきっかけにして爆発し、精神的な病気や、問題行動として出てくることがあるのです。

反抗期にしても同じです。思春期になると子どもは親と違う意見、価値観を持つようになります。
それは親から精神的に自立するために必要なことなのですが、何らかの理由で反抗期がなかった場合は、心の成長がどこかで止まっているか、環境が反抗できるような状況でなかった(虐待など)ことが考えられます(もちろん反抗期がなくても心配ない場合もあります。2、3年後れて反抗期が来る子もありますし、親が理解があって反抗する必要がない、という場合はそれほど心配ありません)。
ですから子どもが、あまりにも手がかからない、いい子であったり、まったく反抗しない子だったりする場合は、「この子は手がかからないから楽でいいわ」とか、「反抗もしないし、素直な子でよかった」と安心するのではなく、「むしろ心配だ」と考えて、大人のほうから少し働きかけをする必要があるのです。「我慢してるんじゃないか」「無理して大人に合わせているんじゃないか」と考えて、本当の気持ちを聞き出す努力が必要です。そうして初めて、徐々に自分の気持ちを出せるようになる子どももあるのです。
(『月刊 人生の目的』令和8年4月号より一部抜粋)

88ページ/A4変型
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