Q.子どもを叱れない親に、これから、どうすべきだと伝えればいいでしょうか

子どもを叱れない親に、これから、どうすべきだと伝えればいいでしょうか
先日、娘夫婦が帰省して、久しぶりに孫たちと電車に乗って公園に出かけました。ところが、電車の中で、孫たちがはしゃぎ回って、周りの乗客にも迷惑がかかっているのに、娘夫婦は少しも注意しようとしません。あとで「なんで注意しないの?」と聞くと、「だって言うこと聞かんもん」と言います。「最近は、子どもを叱れない親が増えている」とも聞きますが、娘夫婦にどのように伝えればよいでしょうか。

「叱る」というのは、子どもが「自分も他人も大切にできるように教える」こと
「最近は、子どもを叱れない親が増えている」というのは、よく耳にする言葉です。子どもが人に迷惑をかけていても注意しない、子どもの言いなりになっている、等々。
確かにそういう面もありますが、一方で「子どもを叱りすぎる親」という心配の声もよく聞きます。私は児童相談所で、虐待についての相談をよく受けますが、そこで出会うのは、「子どもを叱りすぎる親」「暴力でしつけをしようとする親」です。
ですから、本当は、「子どもを全く叱らない(叱れない)親」と、「叱りすぎる親」と、両極端になってきている、というのが、実際のところではないかと思います。
そしてそうなる原因は、私は一つだと思います。それは、親になる時に、「子どもの叱り方」を学んでいない、ということです。
もちろんそれは今に始まったことではなく、昔からそうだったのですが、今はかつてないほど子育てに社会の関心が向く時代です。
一方で価値観も多様化し、さまざまな子育て観が混在している状況です。どういう子育てが適切なのか、親も祖父母も分からなくなっているのが、実情なのではないでしょうか。
しかし、そんな中でも少しずつ、適切な育て方、あるいは適切な叱り方、というのが共有されるようになってきています。それを今回はご紹介したいと思います。
(『月刊 人生の目的』令和7年11月号より一部抜粋)

80ページ/A4変型
定価:700円(税込)
続きの主な内容
- 本当に心配な時に、きちんと注意するための大切なポイント
- 子育ての悩みの九割は、年齢とともに解決する
全文は本誌をごらんください。
『月刊 人生の目的』は書店ではお求めになれません。
ネットショップまたはお電話にて、ご注文ください。
単品注文は、税込1万円未満の場合は送料350円となります。
定期購読は送料無料でお得です。


