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DVが原因で娘が離婚したあとに、小学生の子どもが、暴れるようになりました
私の中学二年の孫娘は、母親ととても仲がよく、特に反抗期らしい反抗期もなく、今でも母親と一緒に買い物に出かけたりしています。仲がよいのはいいのですが、一方で反抗期がないのは心配だ、と聞いたことがあります。このまま見守っていてよいものでしょうか。
決して、子どもが悪くなったのではありません。回復のプロセスが始まったのです
DV(ドメスティックバイオレンス)とは、配偶者や恋人など親密な関係にある者から振るわれる暴力のことで、今や家族関係において、最も大きな問題の一つとなっています。
令和6年に内閣府より出された「男女間における暴力に関する調査報告書」によると、結婚したことのある人の4人に1人は配偶者から暴力を受けたことがあると報告しています。より詳しく見ると、結婚したことがある女性の27.5パーセント、男性の22.0パーセントは、配偶者から暴力を受けたことがあり、女性の13.2パーセント、男性の7.2パーセントは何度も受けていると答えています。さらにその暴力によって、命の危険を感じた経験があると答えた人の割合は、女性の15.6パーセント、男性の7.5パーセントに上ります。
また、暴力を受けた人の57.1パーセント、性別で見ると女性の66.8パーセント、男性の41.0パーセントが「相手と別れた」または「別れたい(別れよう)」と思ったと答えており、離婚の大きな原因になっていることが分かります。
どんな人であっても、暴力を振るわれて当然の人はありません。また、どんな理由があったとしても、暴力を振るっていい理由にはなりません。ですから、DVを受けたら、地域のDV相談窓口や警察にすぐに相談すべきですし、そのような暴力は絶対にやめてもらわなければなりません。
DVを行う人にも、背景には、さまざまなストレスや生い立ちが関係していることもありますから、被害者だけでなく、加害者も支援を受ける必要があるでしょう。しかし、加害者が暴力を繰り返し、しかも必要な支援も受けない、カウンセリングにも通わない、暴力をやめるつもりもない、ということであれば、離婚もやむをえないと思います。
そういう意味で、この方の娘さんが離婚を選択されたのは、自分と子どもを守るために、決して間違ってはいなかったと思います。
ところが、そのように離婚して、ようやく安心安全な家庭になった、と思った直後、次は、子どもが暴れだして、手がつけられなくなる、ということがあります。母親としては、ようやく暴力的な夫と別れられたのに、今度は子どもか、と絶望的な気持ちになりますし、場合によっては、「この子もやはり父親の血を引いているんだわ」と、父親に対する嫌悪感を、わが子に向けてしまうこともあります。子どももそういう母親の気持ちを察して、よけいに荒れる、ということもあります。
この質問者の方が、そのような娘と孫の様子を見て心配になられるのも無理はないと思います。
(『月刊 人生の目的』令和7年8月号より一部抜粋)
80ページ/A4変型
定価:700円(税込)
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