Qいろんな情報に影響されたり、誰かに何かを言われたりするとすぐに落ち込んでしまいます

51歳・女性

いろんな情報が入ってきたり、誰かに何かを言われたりすると、とても影響を受けやすく、すぐに落ち込んでしまいます。自分にとって必要のないことに影響を受けないようにするには、どうしたらいいでしょうか。

明橋大二先生

近年は、テレビや新聞だけでなく、インターネットの急速な普及により、個人情報やフェイクニュース(真実でない情報)など、真偽不明で、本当に必要かどうかも分からない情報が洪水のように押し寄せてくる世の中になりました。

パソコンを開けば、迷惑メールや企業広告の山。スマートフォンを開けば、フェイスブックやインスタグラム、X(旧ツイッター)、ラインなど、ついつい時間を忘れて見入ってしまう人も少なくないと思います。

マルクス・ガブリエルというドイツの哲学者は『つながり過ぎた世界の先に』という本の中で、インターネット上のソーシャルメディアについて、人は、それらを楽しんでいると思っているが、実際には窒息していると述べています。


この質問者の方が「いろんな情報が入ってきたり」とおっしゃる情報は、必ずしもインターネットの情報だけではないかもしれませんが、現代社会において、インターネットによってもたらされる情報は膨大なもので、また、それに影響を受ける人も少なくないので、まずそのことについて述べたいと思います。

(『月刊 人生の目的』令和6年7月号より一部抜粋)

続きは本誌をごらんください。


\ 最新号から定期購読できます /


【最新号】11月号  pickup


ハワイ大学名誉教授・西洋での浄土真宗研究の第一人者 ブルーム博士が絶賛!「親鸞聖人の教えを知りたければ、『歎異抄をひらく』を読んでください」
◯ 巻頭企画


【無明の闇】死んだらどうなるか分からない心
1からわかるブッダの教え 令和版 仏教辞典


カルダイ尊者と欲深婆さん①
漫画 ブッダ 古澤たいち

大波乱を呼んだ親鸞聖人の肉食妻帯
◯ アニメ映画『親鸞 人生の目的』に学ぶ 歎異抄の旅 特別編


何かに「依存」しなければ、人は生きていけない
私たちは、なぜ生きるのか 哲学者・伊藤健太郎


Q.子どもを𠮟れない親に、これから、どうすべきだと伝えればいいでしょうか
こころの相談室 心療内科医・明橋大二