「備えあれば、憂いなし」災害への最も大事な備えとは

地震に津波、パンデミック、戦争と、心配の種は尽きません。災害時には、「3の法則」があるといわれます。人は空気がなければ3分、体温を保てなければ3時間、水がなければ3日、食べられなければ3週間で死ぬというものです。もちろん個人差はありますが、食べ物なしでも意外と長く生きられる一方、体温の低下には3時間しか耐えられません。非常事態を生き抜くには、水と食料以外に、防寒グッズも必須でしょう。

私たちに振りかかる災難は、自然災害のほかにも、病気や交通事故、火事、犯罪など、枚挙にいとまがありません。「備えあれば憂いなし」といわれるように、できる限りの対策をしておくことが大切ですが、最も大事な「備え」を忘れていないでしょうか。

「心の準備」です。

人生の大海を気持ちよく泳いでいると、思わぬ方角から災難の荒波が襲いかかり、すがっていた「丸太ん棒」という幸福が、無残に押し流されることがあります。そんな時に、よく聞くのが「まさか」「なぜ私だけ」という言葉です。そのように驚くのは、「自分だけは事故にも災害にも遭わない」と、信じていたからではないでしょうか。

(『月刊 人生の目的』令和6年12月号より一部抜粋)

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