無人島に、一冊もっていくなら『歎異抄』|司馬遼太郎が直面した「死」
昨年10月、京都で、「歎異抄大学」が開催されました。「日本人なら、生涯に一度は読みたい古典」といわれる『歎異抄』を、楽しく学ぶイベントです。
私も知人と一緒に参加しました。知人から、「親鸞聖人のご旧跡を案内してほしい」と頼まれたので、歎異抄大学の会場である「みやこめっせ」から歩いて、青蓮院へ向かいました。親鸞聖人が9歳で出家得度を受けられた場所です。
次に、法然上人の吉水草庵が建立されていた円山公園へ入りました。
公園の中央には、ひょうたんの形をした大きな池があります。
背後にそびえる緑の山と青い空が水面に映り、とても美しく、心が癒やされます。
池の中央に架かる石橋を渡って公園の奥へ進むと、右手に大きな銅像が見えてきました。知人は、「坂本竜馬だ! どうして、こんなところに」と、驚きの声を発します。
坂本竜馬は、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の主人公です。知人は、歴史小説家・司馬遼太郎の大ファンだったのです。

江戸時代の末期には、政権を握る徳川幕府と、幕府を倒そうとする革命勢力の間で、激しい争いが起こりました。その動乱の中で活躍したのが坂本竜馬ですが、33歳の若さで暗殺されてしまいます。竜馬が新選組に狙われたり、暗殺されたりした場所が、この近くにあるので、円山公園に銅像が建てられたのでしょう。
知人は、「『無人島に、一冊もっていくなら「歎異抄」』と言ったのは、司馬遼太郎だよね。僕だったら、何を持っていこうかな。長編小説かな、漫画かな」と、つぶやきます。
どうやら、「無人島」の意味を誤解しているようです。ハワイやグアムのように、ゆったり気分で遊びに行く観光地を指していると思っているのでしょう。この誤解を晴らすことが、『歎異抄』の奥深さの一端を知ることになりますので、知人に、次のように説明しました。
(『月刊 人生の目的』令和8年2月号より一部抜粋)

88ページ/A4変型
定価:700円(税込)
続きの主な内容
・司馬遼太郎は、何を「無人島」と言ったのか
・『歎異抄』の奥深さは、音読すると、わかってくる
全文は本誌をごらんください。
『月刊 人生の目的』は書店ではお求めになれません。
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