【釈迦】無上のさとりを開き、ブッダとなられた方

「釈迦」とは、約2,600年前に、インドで仏教を説かれた方のお名前です。ブッダとも呼ばれます。どんなことを教えられた方なのか、一代記を通して解説しましょう。

釈迦は、インド北部、カピラ城の統治者・浄飯王(じょうぼんおう)と、マーヤー夫人の長男として、4月8日に誕生されました。シッタルタと名づけられ、大切に育てられたのです。

世継ぎを待望していた浄飯王は心から喜び、賢者で知られるアシダ仙人を呼んで、太子の将来を占わせました。

すると、太子の姿を見たアシダ仙人が、ほろほろと落涙したのです。

それを見た浄飯王は、「待望の太子が誕生したというのに何事だ。不吉な!」と激怒しました。

アシダ仙人は涙をぬぐいながら、「申し訳ありません。どうかお聞きください。このお方は、ただ人ではございません。王位を継承すれば、大王となられる方でしょう。また、出家されれば、誰も到達したことのない高いさとりを開かれるでしょう。私の見るところ、さとりの道を求められるように思われます。ただ私は老いの身、太子が尊い教えを説かれる時分には、もうこの世にはいないでしょう。それがあまりに無念で、つい涙があふれたのです」と肩を震わせました。

王は、満足そうにうなずき、太子の洋々たる前途に思いをはせました。

(『月刊 人生の目的』令和7年9月号より一部抜粋)

88ページ/A4変型
定価:700円(税込)


全文は本誌をごらんください。

『月刊 人生の目的』は書店ではお求めになれません。
ネットショップまたはお電話にて、ご注文ください。
単品注文は、税込1万円未満の場合は送料350円となります。
定期購読は送料無料でお得です。


\ お得定期購読はこちら /
定期購読なら[最大30%オフ・送料無料]
月に1回お届けします



お問い合わせ・ご注文はお電話でも承ります

0120-949-450

(平日:午前9時~午後6時、土曜:午前9時~12時)